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更新頻度低いです。いろんな分野の記事を書けたらいいですね。

東京Ruby会議10に参加してきました 2日目

2日目のセッションの感想を書いてみた(一部)

東京Ruby会議10に参加してきました。今日が2日目です。さて、2日目のセッションなのですが、強い吹雪で交通機関に大きく影響が出てしまったため、残念ながら14時で中断となってしまいました。というわけで、数は少ないですが、今日も特に気になったセッションの感想を書いてみます。

How to change the world / まつもとゆきひろさん

まつもとさんのセッションでは、Rubyがなぜ20年(!)続いたのか、なぜ世界を変えたのかについて発表なさっていました。
1993年にRubyが誕生して、当初はスクリプト言語オブジェクト指向を組み込んだ言語に対して「やりすぎだろう」と言われていたけど、これが10年後には当たり前のことになっていて、注目されるにはとても良いタイミングだったと話していました。
しかし、それでも10年の間があるわけで、共感者が少なかったり、なかなか使われなかったり、プログラミング言語で稼ぐのは難しかったりすると、普通はモチベーションを保てないはずです。モチベーションをコントロールするのも難しいはずです。
それでもまつもとさんがモチベーションを保ち続けられたのは、「小さな世界」を変えることを考えたからだそうです。今モチベーションがあることに取り組み、リスクを下げ、過程を楽しむようにできたからだと話していました。
世界を大きく変えようとすると、やはりそれだけ気も重くなるものだと思います。モチベーションを長く保ち続けるために、できるだけ楽しむよう心がけるのも大事ですね。

東京に来て僕が作ったモノ / Jun Fukuyaさん

Fukuyaさんのセッションでは、東京に来てSendagaya.rbを作った経緯や、どのようにして勉強会を開催したかについて発表なさっていました。
東京には勉強会がありすぎて疲れる、技術について話すのが得意ではないといった理由で、自分が楽な勉強会を開催するために、自ら勉強会を開催したと話していました。私自身も、技術について話すのは得意ではないので、勉強会には参加しづらそうな印象を持っていました。
そして、実際に開催する際に、まずは一緒に主催をする人を見つけたそうです。1人で主催するよりは、2人で主催をする方が、違う視点からの意見を交換できて捗りそうですね。
あと、告知サイトとしてishikitakai.comというサイトを使っていて、コレは非常に便利そうだと思いました。

Sole Rubyist's Fight / yaottiさん

yaottiさんのセッションでは、1人で開発をするときに困ったことを、どのように解決しているかについて発表なさっていました。
ちなみに、"sole"という英単語は、「たった一人の、単独の」という意味を持つそうです。
1人で開発をしていると、情報がなかったり、議論ができなかったり、コードレビューをしてもらえなかったりと、困ることが多数あるそうです。それを解決するために、イベントに参加したり、ディスカッションしたり、Pull Requestを送ったりと、色々方法はありますが、そこまでの気力がいつもあるとは限りません。
それでも問題を解決するために、コードを書き続けていると話していました。オンラインサービスを活用して、日々の技術の最新情報チェックしたり、勉強会やハッカソンに参加したりもしているそうです。
1人の時でも、コードを書いてモチベーションを保ち続けることや、積極的に同じ志を持つ人たちと出会うことが大切だということを思い知らされました。

2日目のセッションを通して思ったこと

今日のセッションでは、Rubyistの方々がコミュニティという形で広い繋がりを持っていることを実感できました。また、コミュニティは、簡単に始められるということも知ることができ、この先もっと繋がりが広くなっていきそうだとも考えました。Rubyという言語自体が、コミュニティによって育てられているという話を聞いたことがあって、今回まさにその通りだと確信できた気がします。
私個人としては、元々人と関わるのが得意ではなく、コミュニティに参加するのにも一苦労しそうな感じだなぁと思っています。特に、Rubyを勉強し始めたばかりの状態なので、Rubyのコミュニティなどは特に参加しづらい印象があります。
しかし、多くの方が「書いていて楽しい」と評価するプログラミング言語を、私も書けるようになりたいと思っているので、やはり積極的にコードを書いて、小さいプログラムでも作って公開することから始めてみようかなぁ、と思っています。また、その過程で、今悩んでいるクラス設計に関しても、徐々に学んでいけたらいいなぁ、とも思います。
非常に充実した2日間でした。参加してよかったです!!

余談

今日帰る前に、山手線が止まっているという情報が入り、このままでは帰れないと思っていたのですが、今回の会場である美浜文化ホールの最寄り駅である検見川浜駅から、バスで辿り着ける新検見川駅の近くに、京成線の検見川駅があることも知りました。
実は自宅の最寄り駅が京成線の駅なので、動いていた京成線で運良く帰宅することができました。
タクシーを使うこともなく帰宅できてよかったです!

東京Ruby会議10に参加してきました 1日目

1日目のセッションの感想を書いてみた(一部)

http://tokyo10.rubykaigi.info/
東京Ruby会議10に参加してきました。今日が1日目です。タイムテーブルだけ見ていても、とても楽しみでした。今回はそのセッションの中で、特に気になったものを抜粋してみます。

Rubyと過ごした半年間 / 井原 正博さん

井原さんのセッションでは、Rubyでのソフトウェア開発のために直近で取り組んでいたことを発表なさっていました。
匿名のコミュニティサイトを作るために、Rails Tutorial, Code School, Rails for Zombies, jQuery Air, Rails Castなど(もっといっぱいありました)で、ひたすら勉強しなおしたそうです。jQueryが勉強できるサイトもあったんですね・・・。
また、企画や開発などを1人でこなしたとのことで、Pivotal Tracker、GitHubのPull Request、JenkinsによるCIなどもすべて1人で使っていたそうです。1人での開発だとしても、チーム開発のためのツールに慣れるためにこういう取り組みを行うのはとても良いと思いました。
「1行のログの向こうには、1人のユーザがいる」という言葉がとても印象深かったです。サービスを使ってくれていることが目に見える形で出ていると、モチベーションにも繋がりそうですね。

趣味とRubyと私 / 生井 智司さん

生井さんのセッションでは、仕事でRubyではない言語を使っていて、趣味でRubyを使っている立場で、どういう活動をしているかを発表なさっていました。
不満に思ったことを解決するための何かを作る「不満駆動開発(FDD)」は、一理あって良い開発手法のアイデアだと思いました。不満を解消して気分が良くなって、便利なものが出来上がると、開発も自然と楽しくなりますね。
趣味でRubyを続けるコツとして、「趣味と仕事を混同しない」とおっしゃっていて、私自身も同じ考えを持っていて共感できました。生井さんがセッションで話していたように、家では仕事のことは何も考えないようにすることを、最近私も心がけています。私が勤めている会社では、仕事でもRubyを使うことがあるので、そうなると「趣味と仕事を混同しない」のが難しくなるのかなぁ、と個人的に考えましたが、それもよくよく考えれば「趣味を仕事にできる」という捉え方ができそうですね。

プログラミング未経験なんて怖くない! / 田垣 亜季さん

田垣さんのセッションでは、大学卒業までプログラミング経験が全くない状態で、今日まで約2年間どのように過ごしてきたのかを発表なさっていました。
よく分からないままでもとにかくやってみて、その行動の意味を理解する事というのは、プログラミング以外の活動でもとても有効であると最近になって思っています。良い取り組みを、それがさも当たり前であるかのようにできるようになるのは、幸せなことなのではないでしょうか。
途中経過を見せるために、早めにPull Requestを投げるというのは、個人的にすごく良い取り組みだと思います。私自身も、何か機能を実装するときに、仕様を間違って理解したまま実装を進めてしまって、手戻りが発生してしまうことが多々あるので、田垣さんが取り組んでいる「エンドツーエンドのテストを書いた段階でのPull Request」は、仕様を確認する手法として、とても有効そうですね。

The Everything Machine / 中村 涼さん

中村さんのセッションでは、毎日の日常生活の中でRubyをどのように活用しているかを発表なさっていました。
セッションの前は、開発で手間のかかる作業をRubyプログラムで簡単にできるようにするのかなぁと簡単に思っていました。しかし、実際にはもっと視野が広くて、自宅の照明や空調の電源切替や、単純に綺麗なコードを書くことをRubyのgemでサポートするということでした。自動的にリモコンの操作をしたり、モーターを使ってカーテンを開けたり閉めたり、というハードウェアが絡むものづくりのケースを幾つか知って、やっぱりそれなりにハードウェアが使えると、プログラミングというのはより一層幅が広がるんだなぁと実感しました。

Herokuでつくる50人のためのRailsアプリ / 鳥井 雪さん、日本酒評価サイトとxDD / 河野 誠さん

鳥井さんや河野さんのセッションでは、コミュニティ内で使えるRailsアプリ開発について発表なさっていました。
コミュニティという範囲の中だけで使われるマイナーなアプリでも、自分や他のメンバーが便利に感じたり、運営の手間が減ったり、それが仕事に役立ったりもすると聴き、コミュニティのためにアプリを開発することがとても素晴らしそうに感じました。
鳥井さんは、Twitter上でコミュニティを発足して、アプリを開発するきっかけができたそうで、自分でもこういうきっかけでRailsアプリを開発できるようになるといいなぁ、としみじみ。また、河野さんのように、開発を楽しくするために時や場合によって色々な方法を考えるのも、開発のモチベーションになりそうで良さそうですね。

1日目のセッションを通して思ったこと

今日のセッションの発表者には、仕事の外でRubyを活用する人が多かったように思います。1人だけでRailsアプリを開発したり、小さいコミュニティ向けにRailsアプリを開発したり、Rubyで日常生活の一部を自動化したりと、Rubyプログラミングに熱心な方々ばかりで、私自身も聞いていてとても楽しかったです。
今はJavaメインな私ですが、Rubyで何かさくっと作れるようにもなりたいなぁと思いました。そのためには、日々自分が気になっていることについて、Rubyで何ができるかを考えてみると良さそうな気がします。
また、開発のモチベーションについては、自分の中で大きな課題になっているので、今回色々アドバイスをいただけたのはとても良かったです。
明日も楽しみです!

余談

お昼に、「アンチぼっちランチ」と題した企画がありました。壇上に集まった参加者でランチを食べようというものだったのですが、集合時に私は盛大にコミュ障を炸裂させてしまって、壇上にも上がれずに、結局1人でマクドナルドにランチを食べに行きました。
なんというか、すごく惨めでしたね・・・。6人用のテーブルに1人で座っていて、席を探しているお客さん3人組が席を探しているのを見てすごく申し訳ない思いをしてしまいました・・・。
こういう時にぼっちはやっぱり良くないですね!明日は勇気を持ってちゃんとどこかに混じろうと思います。(夕休みの晩ごはんの時にディナー版があったのですが、その時はご一緒させていただきました)
あと、黒Ruby会議は、雰囲気から内容までひたすら黒くて面白かったです。

2年目になりました

実感がない

3月にプロジェクトが変わって、客先常駐になったので、入社式も参加できず、新人がゲリラ来社したらしいが、もちろん会っていない。
会えるのはおそらく中旬。
とりあえず、後輩ができた・・・が、大型新人らしい。(活動履歴的な意味でも年齢的な意味でも)
年上の後輩かー。敬語使っちゃいそうだ・・・。

「2年目」を英語で言うと

"sophomore"らしい。
特に"2"という数字が絡むこともなく、こう書くんだって。
この単語は、2つの語源から成り立っている。

  • "sopho" → "sophy"っていうのが「知」という意味("philosophy"=「哲学」)
  • "more" → "moron"っていうのが「ばか」という意味(1つの単語としてあるっぽい)

これを組み合わせて、「だんだんと容量を得てきたが未熟さもあること」と変わって、「2年目(2年生)」という言葉を意味する単語になった。

何が言いたいかというと

今日、ふとTLを見てて、「二年目の社員は、『二年目だからできるよね?』って言葉を使われるから気をつけろ」って感じのつぶやきを見つけて、なんかお門違いだなぁと感じて、この記事を書いたのであった。
まあ、仕事にもよると思うけど。

それはともかく、私も精進していかねば。
新人に負けてはいけない所で負けないように(それがどこかはまだ分かっていない)。