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更新頻度低いです。いろんな分野の記事を書けたらいいですね。

東京Ruby会議10に参加してきました 1日目

1日目のセッションの感想を書いてみた(一部)

http://tokyo10.rubykaigi.info/
東京Ruby会議10に参加してきました。今日が1日目です。タイムテーブルだけ見ていても、とても楽しみでした。今回はそのセッションの中で、特に気になったものを抜粋してみます。

Rubyと過ごした半年間 / 井原 正博さん

井原さんのセッションでは、Rubyでのソフトウェア開発のために直近で取り組んでいたことを発表なさっていました。
匿名のコミュニティサイトを作るために、Rails Tutorial, Code School, Rails for Zombies, jQuery Air, Rails Castなど(もっといっぱいありました)で、ひたすら勉強しなおしたそうです。jQueryが勉強できるサイトもあったんですね・・・。
また、企画や開発などを1人でこなしたとのことで、Pivotal Tracker、GitHubのPull Request、JenkinsによるCIなどもすべて1人で使っていたそうです。1人での開発だとしても、チーム開発のためのツールに慣れるためにこういう取り組みを行うのはとても良いと思いました。
「1行のログの向こうには、1人のユーザがいる」という言葉がとても印象深かったです。サービスを使ってくれていることが目に見える形で出ていると、モチベーションにも繋がりそうですね。

趣味とRubyと私 / 生井 智司さん

生井さんのセッションでは、仕事でRubyではない言語を使っていて、趣味でRubyを使っている立場で、どういう活動をしているかを発表なさっていました。
不満に思ったことを解決するための何かを作る「不満駆動開発(FDD)」は、一理あって良い開発手法のアイデアだと思いました。不満を解消して気分が良くなって、便利なものが出来上がると、開発も自然と楽しくなりますね。
趣味でRubyを続けるコツとして、「趣味と仕事を混同しない」とおっしゃっていて、私自身も同じ考えを持っていて共感できました。生井さんがセッションで話していたように、家では仕事のことは何も考えないようにすることを、最近私も心がけています。私が勤めている会社では、仕事でもRubyを使うことがあるので、そうなると「趣味と仕事を混同しない」のが難しくなるのかなぁ、と個人的に考えましたが、それもよくよく考えれば「趣味を仕事にできる」という捉え方ができそうですね。

プログラミング未経験なんて怖くない! / 田垣 亜季さん

田垣さんのセッションでは、大学卒業までプログラミング経験が全くない状態で、今日まで約2年間どのように過ごしてきたのかを発表なさっていました。
よく分からないままでもとにかくやってみて、その行動の意味を理解する事というのは、プログラミング以外の活動でもとても有効であると最近になって思っています。良い取り組みを、それがさも当たり前であるかのようにできるようになるのは、幸せなことなのではないでしょうか。
途中経過を見せるために、早めにPull Requestを投げるというのは、個人的にすごく良い取り組みだと思います。私自身も、何か機能を実装するときに、仕様を間違って理解したまま実装を進めてしまって、手戻りが発生してしまうことが多々あるので、田垣さんが取り組んでいる「エンドツーエンドのテストを書いた段階でのPull Request」は、仕様を確認する手法として、とても有効そうですね。

The Everything Machine / 中村 涼さん

中村さんのセッションでは、毎日の日常生活の中でRubyをどのように活用しているかを発表なさっていました。
セッションの前は、開発で手間のかかる作業をRubyプログラムで簡単にできるようにするのかなぁと簡単に思っていました。しかし、実際にはもっと視野が広くて、自宅の照明や空調の電源切替や、単純に綺麗なコードを書くことをRubyのgemでサポートするということでした。自動的にリモコンの操作をしたり、モーターを使ってカーテンを開けたり閉めたり、というハードウェアが絡むものづくりのケースを幾つか知って、やっぱりそれなりにハードウェアが使えると、プログラミングというのはより一層幅が広がるんだなぁと実感しました。

Herokuでつくる50人のためのRailsアプリ / 鳥井 雪さん、日本酒評価サイトとxDD / 河野 誠さん

鳥井さんや河野さんのセッションでは、コミュニティ内で使えるRailsアプリ開発について発表なさっていました。
コミュニティという範囲の中だけで使われるマイナーなアプリでも、自分や他のメンバーが便利に感じたり、運営の手間が減ったり、それが仕事に役立ったりもすると聴き、コミュニティのためにアプリを開発することがとても素晴らしそうに感じました。
鳥井さんは、Twitter上でコミュニティを発足して、アプリを開発するきっかけができたそうで、自分でもこういうきっかけでRailsアプリを開発できるようになるといいなぁ、としみじみ。また、河野さんのように、開発を楽しくするために時や場合によって色々な方法を考えるのも、開発のモチベーションになりそうで良さそうですね。

1日目のセッションを通して思ったこと

今日のセッションの発表者には、仕事の外でRubyを活用する人が多かったように思います。1人だけでRailsアプリを開発したり、小さいコミュニティ向けにRailsアプリを開発したり、Rubyで日常生活の一部を自動化したりと、Rubyプログラミングに熱心な方々ばかりで、私自身も聞いていてとても楽しかったです。
今はJavaメインな私ですが、Rubyで何かさくっと作れるようにもなりたいなぁと思いました。そのためには、日々自分が気になっていることについて、Rubyで何ができるかを考えてみると良さそうな気がします。
また、開発のモチベーションについては、自分の中で大きな課題になっているので、今回色々アドバイスをいただけたのはとても良かったです。
明日も楽しみです!

余談

お昼に、「アンチぼっちランチ」と題した企画がありました。壇上に集まった参加者でランチを食べようというものだったのですが、集合時に私は盛大にコミュ障を炸裂させてしまって、壇上にも上がれずに、結局1人でマクドナルドにランチを食べに行きました。
なんというか、すごく惨めでしたね・・・。6人用のテーブルに1人で座っていて、席を探しているお客さん3人組が席を探しているのを見てすごく申し訳ない思いをしてしまいました・・・。
こういう時にぼっちはやっぱり良くないですね!明日は勇気を持ってちゃんとどこかに混じろうと思います。(夕休みの晩ごはんの時にディナー版があったのですが、その時はご一緒させていただきました)
あと、黒Ruby会議は、雰囲気から内容までひたすら黒くて面白かったです。